知る・愉しむ~日本の器 資格制度への思い その2
私が立ち上げる資格制度は、「日本の伝統工芸」をもっと身近で楽しい物にしよう。
と決心した事は、今まで「何か素敵な物やコトをせなあかん」と自ら首を絞めていた呪縛から解放された瞬間でした。
5年前、テーブルコーディネートの勉強をし始めた頃の私ときたら、本当に何も知らないただの器好きな器コレクターでした。しかし器を生業として行く以上はきちんと勉強をしなければと、某協会の資格試験を受けたり、認定講座に通っていた時期がありました。
その協会は、カリキュラムもしっかりしているし内容もそれなりに濃くて、著名な先生や心から尊敬出来る先生もいらして、とても勉強にはなったのだけど、結局途中で挫折をしてしまった。
理由は簡単で、楽しくなかったから。
それに、レベルが上がって行くにつれ、試験を受ける為だけに、さほど欲しくもない食器を買い揃えなければならなかったり、フォーマルやら和の格を表す「真・行・草」の勉強では、それなりの高級食器やら高級カトラリーを買い揃えなければならなかったりと。つまりえらいお金がかかる。エコでない。
私は楽しい事にお金を投じるには何の躊躇もないけれど、楽しくない事での金銭感覚はかなりシビアなのだ。
仕事柄、全国津々浦々の陶器市には良く出かけるのだけど、その度に驚くのがその賑わい。毎度お馴染み東京ドームテーブルウエアフェスティバルは、毎回30万人の来場者数を誇る東京ドームの看板イベントだ。つまり世の中にはそれだけの器好き、器ラヴァ―が沢山いるという事実である。
私はそんな、器好き、器ラヴァ―の方々と一緒に愉しくROCKに!日本の伝統工芸界をさらに盛り上げて行きたいって思っています。
「知る・愉しむ~日本の器」資格制度のステップ1は、「い・ろ・は n-ist」。
名前の如く、器のいろはや和のいろは、テーブルコーディネートの基本中の基本を知って頂き、器好き、器クレイジーを世の中に蔓延させようという狙いです。2h×3単位で最短1日で取得が可能となります。
続いてインストラクターコースは、その「い・ろ・は n-ist」の資格を発行して頂ける資格で、花粉症もインフルエンザも吹き飛ぶ勢いで、日本中に器ラヴァ―ウイルスを感染させていく使命を担って頂きたいと思っています。
2h×9単位で最短3日~最長9日の講義(プラスレポート提出、認定試験)で取得が可能ですが、当たり前の事ですが試験に合格されかつ、「形を知った上で型破りが出来る」と思われる方のみに認定させて頂きます。マニュアルもコーディネートも、全て本部より提供しますので、認定後すぐに教室を開く事ができます。
コーディネートを提供するということ。
これ実は、ダスキンの次に便利でイケてると思っています。
5年間、テーブルコーディネートの講義をさせて頂き一番苦労した点はつまりココです。
ゲストの皆様の大切なお時間を頂くワケですから、コーディネートでコケたらどうしようという恐怖と戦き。ゲストの皆様がインスタやらFacebookで私達のコーディネートを流し世間に晒されるという月一の儀式。スタッフとも、「これが一番辛いよね~。え?でも辛いのは私達だけだったりして」なんて言ってたのですが違うのかな???
インストラクターとして活躍される方は、私達の提供するコーディネートをまんまそのまま、使って頂いてOK。もし、イケてなかったら全部本部、つまりニシマキのせいにすれば良いです。
長くなりましたが、この資格制度でやりたい事はたった一つ。
器好き、器ラヴァ―の方々と一緒に愉しくROCKに!日本の伝統工芸界をさらに盛り上げて行きたい。
ただそれだけ。
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