知る・愉しむ~日本の器 ディプロマ事情

みんな本当に「器」が好きですよね。
私も昔から好きで、思い返すと小学校の時のクラブ活動も地味に「陶芸クラブ」
女子に圧倒的人気だった「バトンクラブ」とか「料理クラブ」なんて脇目も振らず、無心で粘土を菊練りし、紐づくりで「花瓶」を作り上げ、焼き上がった時の感動は今でも忘れない。
まさか自分が将来こんな仕事をしているなんて、当時は思いもよらなかったけれど。

「Dマガジン」(ドコモの雑誌読み放題サービス/月額400円)なんかも見ていると、10年~15年前位から比べると「器」を特集している雑誌は圧倒的に増えていると思う。女性誌に限らず、男性誌でも良く見かけるし内容もとても面白い。

これはどういう事なんだろう?

100均や、海外の大量生産品に飽き飽きして、いよいよ本物に目が向き始めたって事なのか?

それもあるけれど、私が個人的に感じているのは、若手の「作り手」達の工夫や努力も多いに関係していると思っている。
高価で敷居が高いイメージであった作家物の器を、若手の作家達が伝統を守りつつ様々な工夫を凝らし、上質かつ手に取りやすい価格帯の物を作り上げてきた賜物だと思う。

心より敬意を払いたい。

同時に「使い手」の意識も徐々に変化してきているというのも大きい。

特に、震災後から。
いつもの日常への感謝、かけがえのない物に対する慈しみ、そういった心の変化から「食べる道具」である「器」にも、求める価値が変わってきたのかもしれない。
大切に使うことへの感謝、本物の手触りや重み、ストーリーを感じ、自分なりの唯一無二の器を探し、出会い、自分色に染めていく事に価値を見出す。

少なからず私の出会った「使い手」の方々からはそれを感じるし、弊社のゲストの方にもそれこそが器を持つ「愉しさ」だとお伝えしています。

この写真は「い・ろ・は n-ist」 資格のディプロマです。
書家 片岡流翠さんに書いて頂きました。そこにAnntenArtのロゴ+お名前が入ります。

資格を作ってディプロマを発行する、という事は、当たり前だけど終了証が必要なワケで、前にも書いたけれどディプロマに一切興味の無い私が発行するディプロマとはなんぞや?

よくある台紙やクリアファイルに入った賞状みたいな物って、みんな貰って嬉しいのかな?
正直、私は欲しくない。

欲しい!と言う方には本当に申し訳ないのだけど、あの類の紙ペラの収納や保存方法に、私は正直苦悩している。それは、卒業証書とか教員免許(実は持ってる)とか経済産業大臣賞の賞状ですら、我が家では同じカテゴリーで、ニッコリ頂いた笑顔とは裏腹、脳内では「これ、どうしよー?」って思ってる。

捨てるには忍びない、でも飾るにはこっぱずかしい。
というワケでしばらく保管された後、何年後かには捨てられるというのがオチである。
というのも、両親の遺品整理をした際、実に段ボール5箱分位の歴代祖先の賞状やら勲章的な物を押し入れから発見した時の深い溜息・・・というトラウマもそこにはある。

であれば、せめて少しでも飾ってもらえる物、少なからず私が欲しいと思う物(当社比)をディプロマにしようと考えたワケです。
写真ではちょっと分かり辛いけれど、ブラックのアクリル製の額縁に書という、一見ミスマッチな組み合わせがどこか和モダンで、サイズもA5サイズと小さめ。
うん、これなら欲しいかも(自画自賛w)。ゲストの評判も上々です!

*額縁は、在庫や生産の関係で随時変えていきます。

ちなみにインストラクターコースのディプロマは同じく片岡さんの書の入った名刺100枚となります。うん、これなら欲しいwww


せっかく重い腰を上げて立ち上げた資格なんだから、一つも手を抜きたくないって思った事も背景にはあります。

この資格制度は「作り手」と「使い手」を繋ぐ事が根底にあります。
日々、土や素材や環境と向き合い「使い手」と寄り添いながら作陶している作家さんの想いを伝える責任。
その「器」の辿ってきた道を想い、大切に使いながら自分色に染めていく「使い手」の方々の気持ちに、少しでも寄り添いたいと思ったから。
私が欲しくない物を世の中にバラまくのも、本末転倒と思いました。

一人でも多くの「作り手」と「使い手」を繋いで行ければ本望です。


【知る・愉しむ~日本の器 い・ろ・は n-ist 資格講座】

初級講座は6時間の集中講座。 
この講座を受講された方には 【 知る・愉しむ「日本の器 」い・ろ・は n-ist 】のデュプロマを発行いたします。 

◇カリキュラム

1.「どのように食べるか」の大切さを知る

2.「器の力」を知る・愉しむ 

3.「和食 その伝統的食文化」を知る・愉しむ

4. 和食器の基礎知識を知る・愉しむ

5. テーブルコーディネートの基礎を知る

6「スタイル18変化」コーディネートの法則 T・S・C


◇日時 10月25日(木)10:30~16:30

     11月15日(木)10:30~16:30

               12月  9日(日)10:30~16:30

                 1月27日(日)10:30~16:30

 

◇会場  有楽町線・ゆりかもめ線「豊洲」駅 徒歩8分 *詳細はお申込み後お知らせします。


◇最小開催人数   3名  


◇お申込み方法(2つあります)


 1、以下の申込みフォームよりお申込み下さい。  

https://ws.formzu.net/fgen/S27473948/ 

*Facebook上で参加ボタンを押しづらい方はこちらで! 


2、フェイスブックページより「参加」ボタンを押して 決済をページよりお支払いをお願い致します。 

Facebookページ:https://www.facebook.com/events/479160425895913/

決済ページ:http://www.antennart.jp/?pid=132104262

 

◇受講料 32,400円(テキスト、デュプロマ発行料等含む)    


◇お問い合わせ先 info@antennart.jpにお願いします。 


 

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