今年は如何に?東京ドーム「テーブルウエアエスティバル」コンテスト事情
毎年この時期になると、テーブルコーディネータ―はじめ、私の周りはソワソワざわざわと騒がしい。
そう、東京ドームテーブルウエアフェスティバル(以下TWF)「テーブルウエア大賞」の締め切りが迫ってきているから。
今から5年前、「TWFって何??何か美味しい物でも食べれるの??」
なんて言っていた私ですが、2014年より5年連続で作品を展示させて頂き、その楽しさにどっぷりハマってしまい、この5年間はTWFが1年の中のライフワークのようにもなっていました。
TWFの会期は毎年1月後半から2月初旬の9日間のみなのですが(2019は2/3~2/11)、私にとってのTWFは、コンテストのコンセプトが発表される9月から本番の2月中旬まで全部ひっくるめてTWFなのであって、今思い返すと1年の間の半年余り、これにエネルギーを奪われていたという事になります。恐ろしや。(もちろんコレだけをしていたワケではないけれど)
コンセプトが発表されてから、あれこれ妄想するのが一番楽しくて、シュミレーションから応募書類を作り上げていく過程も楽しかったし、12月中旬に言い渡される1次審査の判決を、ドキドキハラハラしながら待つ、というのもスリリングで刺激的。
2014年に初めて入選書類を手にした時の感激は今でも忘れず、それは2018年の昨年も全く同じ気持ちだった。
入選から設営まで、空間を練り上げていく作業は正に幸せの絶頂で、設営時に至ってはアドレナリンが出まくっていて脳細胞に大変よろしい。
会期中はもちろん、年に1度の大テーブル祭りを大いに堪能し、何故かあの期間は自分の中でも勝手に「開店休業」状態となり、ワインを何杯飲んでも許される雰囲気になるのは大変ヨロシくない。
こちらのお写真は、2017年の作品「2016年度 大賞・経済産業大臣賞コラボレーション」展示で、金工作家の坂井直樹さんとコラボレーション展示をした時の物。私が少し席を外した際に、坂井さんがこっそり粋な手直しをしていたのがとっても良い感じで、そんなエピソードも楽しい想い出。
設営が終わった瞬間の一枚で、さて打ち上げ!の直前です。
そんなワケで5年に渡り、私を支配していたと言っても過言でないTWFなのですが、今年は出しません。言い方を変えると、出すのを諦めざるを得ない状況で、それ以上に大切な事が山積みで、クオリティが保てないから。
「入選してから考えればいいじゃない?」とも言われたのですが、前にも書いたけれど私は応募書類を作るところから命がけで取り組むし、落選なんかしちゃったら悔しくて仕事にならないと思うので、今年はお休みせざるを得ない。残念極まりない。
というワケで、来年のTWFはただただ祭りを楽しむ人でいる予定で、それはそれで楽しみでもあります。
2019年のコンセプトはと言うと・・・
「私流・テーマカラーでおもてなし」
あなた自身で決めたテーマカラーを中心に、
色彩を効果的に使用した
あなた流のおもてなしシーンをご提案ください。
彩り豊かな楽しいコーディネートを
お待ちしております。
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/27th/common/pdf/2019_contest.pdf
「私流・テーマカラー」と来ましたか。
テーマが「色」ときたので、そのテーマカラーをコンセプトにどう落とし込むのか?
そこが鍵となりそうです。
アイデアだけは色々と降ってきちゃって妄想の止まらない私ですので、そのフラストレーションは、弊社が立ち上げた資格制度「知る・愉しむ~日本の器」のオンラインサロンで発散させて頂いております。
資格保持者に入会頂いておりますオンラインサロンですが、私やスタッフからの様々な情報発信を行っていて、最近の話題と言えばもっぱら「コンテスト」の事です。
私なりに培ってきた「勝ち」のポイントや、私の過去の応募書類なども公表したり、個人的なご相談にも乗らせて頂いております。
締め切りが11月9日ですから、そろそろ皆様ラストスパート。
色んなところで何度も呟いているけれど、このコンテストは「楽しんだ物勝ち」と思っています。
そして、「出そうか悩んでいる」という方もチラホラ。
正直、何が勝つのかも全く予測がつかない宝くじのような感も否めない、というのもこの5年で学んだ事の一つ。まずは挑戦してみた方が絶対に良いと私は思っています。
今年も楽しんで行きましょう!
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