知る・愉しむ~日本の器 at 信楽焼 イベントレポート1
知る・愉しむ~日本の器 at 信楽焼 イベントが無事に終了致しました。
ご参加・ご協力頂いた全ての方に心より御礼申し上げます。
有難うございました。
2014年より「知る・愉しむ~日本の器」と題し、テーブルコーディネート教室や各種イベントで日本の伝統工芸をお伝えしてきましたが、今回のように一流シェフとのコラボレーションが出来たのは本当に光栄な事と思っています。
「器は使ってこそ生きる物」と、教室でもずっと呪文のように唱え続けてきましたので、それを最高な形で実現出来たことを心底嬉しく思っています。
まずは来られなかった方の為に一部作品をご紹介します。
素敵なテーブルウエアを展開している「草土」の福田様の作品。
福田さんの器を一言で表現するのなら「使い手に寄り添った器」と思っています。恐らく日本人であれば誰が使ってもしっくり来る器であり、そこを見極める力には脱帽としか言いようがありません。
今回のイベントは福田さんのお力添えなくては実現できませんでした。心より感謝致します。
ロビーに飾られた藤本秀さんの「破れ大壺」。焼成の際に破れる造形美です。
藤本さんに初めてお会いした時のそのオーラたる物は凄い物があり、その世界観に直ぐに引き込まれてしまったのですが、今回のイベントでも何名かの方を虜にしていました。さすがです!
信楽焼のイメージを一新した第一人者文五郎窯の奥田章さんの器は、計算し尽された美しさがあります。「リバーシブルの器」や「液だれしない醤油注」等の使い手に寄り添った商品開発力も唯一無二の存在であり、またスタイリッシュながら和にも合うデザインセンスは素晴らしいと思っています。
平土鍋が大人気だった篠原希さんの作品です。
篠原さんの工房に伺った際、管理栄養士でもいらっしゃるとっても可愛い奥様が、この平土鍋を使ったパエリアや、手作りパンやデザートまで篠原さんの器でおもてなし下さり、感激で泣きそうになってしまった事も記憶に新しいです!トークショーでは、奥様のご意見から生まれた平土鍋の開発秘話を聞かせて下さいました。
うつわ好き女子から絶大なる人気の「器のしごと」の村上直子さん。器一つ一つの表情や景色が温かく繊細で、手に取ると村上さんの器に対する真摯な想いが感じ取れます。それは紛れもなく村上さんの素敵な人柄によるものだと今回のイベントを通して思った事です。今年の東京ドームTWFでの村上さんの新作が楽しみでなりません!多分、真っ先に向かってしまうと思います。
さてこのイベントでは、5人の作家さんの器を使って、私がテーブルコーディネートを実演するという企画もありました。
でも考えてみたら、作家さんがどの器を持って来るのか?ほとんど分からない状態での即興です。いったい誰がこんな無茶な企画を考えたのでしょうか?と、直前に己を祟った事はここだけの話にしておきます。
でも、さすが信楽焼!同じ土地、同じ空気で焼かれた器達はどこか同じ匂いがして、結局ワクワクしながらコーディネートを楽しみました。器の力って本当に凄い!と改めて感じる事が出来て本当に勉強になりました。あと3パターン位作りたかったです・・・。
私が一番楽しんでいたような気もしますが、ご参加頂いたコーディネーターの方にも作って頂いても良かったかもしれません!いずれそんな企画もしていきたいですね。
これからもテーブルコーディネートを通し、信楽焼の魅力をさらに引き出すお手伝いをして行く所存です!(イベントレポート2に続く)
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